ZeroPlus(ゼロプラス)は、フリーランスとしての独立を主眼に置いたWebデザイン・制作スクールです。在学中にフリーランスデビューする事例も紹介されています。運営会社の株式会社TOMAPは、同じブランド名を冠した完全無料の30日間プログラム「ZeroPlus Gate」も提供していますが両者は別サービスです。この記事で扱うのは有料の本科「ZeroPlus」で、無料版との違いにも触れながら料金・カリキュラム・挫折しやすいポイントを整理しました(2026年10月確認)。
公式サイトでの確認結果(2026年10月8日)公式のコースページ・給付金ページ・よくあるご質問・特定商取引法に基づく表記を照合し、オンライン完結であること、少人数コースの期間、給付金額、解約条件、転職支援の有無を直しました。公式のコースはWebデザイン系の3コースで、Webアプリケーションコースや「年間500名の卒業生」という記載は確認できませんでした。
ZeroPlusはどんなスクールか
運営会社と開校時期
運営会社は株式会社TOMAP(TOMAP Inc.)です。2018年8月設立で、本社は東京都渋谷区神宮前、代表者は村上登武氏とされています。フリーランス特化型スクール「ZeroPlus」を軸に、キャリア支援事業「ZeroPlus Career」、学習メディア「ZeroPlus Media」、無料プログラム「ZeroPlus Gate」、Webサイト制作事業、自社アプリケーション開発事業など複数の事業を展開しています。2018年頃からWeb制作コースを提供しています。
学べる言語とコースの種類
コースはWebデザイン系で、集団・少人数・個別の3種類があり、Web Design、HTML、CSS、JavaScript、WordPressといった制作技術を扱います。
指導方針
Webデザインコースは、答えをそのまま教えるのではなく受講生が自分で考えて答えにたどり着けるようフォローする方針が取られています。「教わって覚える」よりも「自分で手を動かして身につける」ことを重視した設計といえます。
オンラインか通学か、学習の進め方
集団コースは毎週土曜日または日曜日に2時間の授業、少人数・個別コースは担当講師と相談してスケジュールを調整する形式です。公式のよくあるご質問(2026年10月8日確認)では、授業はWeb会議サービスを使った完全オンラインで、対面の授業は行っていないと案内されています。集団コースの授業日時は固定で、受講開始月によって異なるため契約前の確認が必要です。受講には1日平均2時間ほどの自主学習が前提とされ、毎週木曜20時からの勉強会、10講義のオンデマンド特別講義(追加料金なし)、毎月第2土曜日19時30分からの交流会があります。週末の授業は進み具合を確かめる場で、実際の積み上げは平日の自習で決まる設計と読めます。平日の夜に机へ向かう習慣をすでに持っているかどうかが、集団コースを選ぶときの目安になりそうです。パソコンの貸し出しはなく、公式の動作環境はMacでM1以降・メモリ16GB以上、WindowsでCore i5(第11世代)以上・メモリ16GB以上です。
ZeroPlusの料金【2026年】
コース別の受講料と期間
公式のコース・料金ページと特定商取引法に基づく表記(2026年10月8日確認)による3コースの比較です。
| コース | 受講料(税込) | 期間 | 授業の形 |
|---|---|---|---|
| 集団コース | 798,000円(学割は498,000円) | 6ヶ月 | 毎週土曜または日曜に1回2時間。初回授業は毎月第3土曜または日曜 |
| 少人数コース | 898,000円 | 6ヶ月 | 1クラス最大3名。毎週1回で、日程は講師と調整 |
| 個別コース | 998,000円 | 12ヶ月 | 担当講師と相談して、全日9時〜23時の間で調整 |
少人数コースの期間は、以前の記述では12ヶ月としていましたが、公式の特定商取引法に基づく表記では6ヶ月です。コース・料金ページでは「6ヶ月」と「12ヶ月以内にカリキュラムを消化」が並んでおり、後者は個別コースにあたります。紹介記事には集団コースを「8ヶ月以内」とするものもありますが、公式は6ヶ月です。
支払いは現金振込とクレジットカードで、分割払いについては公式の中で表記が割れています。コース・料金ページには、リスキリングローンのシミュレーションとして24回払いで月々約34,830円(集団)、36回払いで月々約23,738円(集団)などの金額が載っています。一方、よくあるご質問は「分割払いはクレジットカードでの支払いに限り、回数はカード会社の規定による」と案内しています。どの分割方法が使えるかは、申し込み前に確認してください。
分割払いと給付金の対象になるか
厚生労働省が認定する専門実践教育訓練給付制度の対象講座で、公式の給付金ページ(2026年10月8日確認)では、要件を満たすと支払った受講料の最大80%が支給されると案内されています。コースごとの金額は次のとおりです。
| コース | 受講料 | 最大給付額 | 給付後の自己負担 |
|---|---|---|---|
| 集団コース | 798,000円 | 638,400円 | 159,600円 |
| 少人数コース | 898,000円 | 640,000円 | 258,000円 |
| 個別コース | 998,000円 | 640,000円 | 358,000円 |
給付は段階式で、修了後に受講料の50%、雇用保険に加入した後に追加で20%、さらに受講前後の賃金が5%以上上がっていれば10%を申請する流れです。公式の修了要件は、通常講義の出席率9割以上、課題の点数8割以上、卒業制作の点数8割以上で、満たさないと給付の資格が与えられないとされています。手続きは初回講義日の1か月前までに、ハローワークで訓練前キャリアコンサルティングと受給資格確認を済ませる必要があります。雇用保険の加入期間が2年以上(過去に教育訓練給付を受けたことがある人は前回の受講開始以降3年以上)といった要件があり、対象になるかは事前にハローワークで確認が必要です。分割払いでも給付は使えますが、クレジット会社への手数料(金利)は給付の対象経費に含まれないと公式に書かれています。出席率9割以上、課題と卒業制作の点数8割以上という修了要件は、給付を受けるための関門であると同時に、途中で手を抜けない仕組みとしても働きます。給付を当てにして申し込む人ほど、資金の計算と同じ重さで、この基準を守り切れるかを見積もっておきたいところです。
同じ価格帯の他校と比べてどうか
集団コース798,000円という受講料は、当サイトで比較しているスクールの中でも高めの水準です。ただし6ヶ月という期間を踏まえると、ディープロ(797,800円、4〜6ヶ月)と近い水準になります。フリーランス特化という性質上、営業スキルや案件獲得支援まで含まれる点が、純粋な技術習得に絞ったスクールとの違いです。なお、同じ運営会社の無料プログラム「ZeroPlus Gate」は、ZeroPlusの入門編にあたる位置づけで、まず無料で相性を確かめる使い方も考えられます。他校との比較はプログラミングスクールおすすめ比較10選【2026年】を参考にしてください。
ZeroPlusのカリキュラムで身につくもの
Webデザインコースでは、Web Design、HTML、CSS、JavaScript、WordPressといった、実際の制作現場で求められる技術を一通り扱います。技術の習得だけでなく、フリーランスとして案件を受注するための営業スキルも学べる点が特徴で、卒業後すぐに案件獲得の動きに移れるよう設計されています。
ZeroPlusのサポート体制
質問できる時間と方法
質問対応は回数無制限で、最短15分で解決するとの案内があります。メイン講師とサブ講師の2人体制で、受講生が自分で考えて答えにたどり着けるようフォローされます。
メンターがつくかどうか
メイン講師とサブ講師がつく2人体制です。答えをそのまま教えるのではなく、問題解決力を養うことを重視した指導スタイルが特徴で、卒業後に一人で案件や実務に対応する力を意識した設計になっています。受講期間終了後も質問チャットは無期限で利用でき、毎月第2土曜日にオンラインの交流会、不定期でオフラインの交流会も開催されています。受講料を6ヶ月の授業だけで割ると重く見えますが、卒業後も質問先が残ることまで含めれば、独立してからの最初の時期を支える費用という見方もできます。
ZeroPlusの転職支援と就職先
いずれのコースも、卒業後のコミュニティ継続利用や毎月の交流会を通じて、卒業後もつながりを持てる設計になっている点は共通しています。
受講生の口コミから見える傾向
ZeroPlusの口コミで一貫して評価されているのがコミュニティです。受講生・講師・卒業生がコミュニティを作って情報交換をしており、フリーランス同士で案件やスキルをシェアしている例もあると紹介されています。Web制作で独立を目指す場合、卒業後に相談できる相手や案件の情報が回ってくる場が残るかどうかは、学習内容そのものと同じくらい効いてきます。スキルが身につく実感があるという、学習効率を評価する声も多く見られます。
一方で、指摘は2点に集中しています。1つ目はサポートの速度で、土日は質問の回答が翌日以降になることがあるという声です。平日に働きながら土日にまとめて学習する人にとっては、詰まったときに丸1日待つことになります。2つ目は学習範囲で、カリキュラムがHTML・CSS・JavaScript・WordPressというフロントエンド寄りの技術に特化しており、バックエンドの言語やデータベース設計は対象外だという指摘です。
この2点は弱点というよりZeroPlusが何のためのスクールかを示していると読む方が正確です。Web制作で案件を取るための技術に絞っているからこそ範囲が限定されており、その代わりコミュニティが機能しています。サーバーサイドまで学んで自社開発企業への転職を狙うなら、そもそも目的が違います。土日中心で学習する予定なら、質問の回答時間についてはカウンセリングで実際の目安を確認しておいてください。
ZeroPlusで挫折しやすいのはどこか
答えをそのまま教えず自分で考えさせる指導スタイルは、問題解決力を養う効果がある一方、すぐに答えを求めたい人にとってはもどかしく感じられる場合があります。フリーランスになれば、すぐ質問できる相手のいない場面のほうが多くなります。在学中のもどかしさは独立後の予行演習と捉えると、受け止め方が少し変わってきます。また、フリーランスとしての独立を前提にしたカリキュラムのため、案件獲得や営業活動という、技術習得とは別の負荷が卒業前後にかかってきます。
- 答えを教えてもらうことに慣れていると、自分で考えるスタイルに最初は戸惑い、ペースが上がらない
- 技術習得だけでなく営業スキルも求められるため、人と話すのが苦手な人は案件獲得の段階でつまずきやすい
- 集団コースの場合、週1回の授業ペースに対して自習時間を十分に確保できないと、授業についていけなくなる
- 受講料が高額なため、給付金を見込んで申し込んだものの、雇用保険の加入期間など条件を満たさず給付が受けられないと、資金計画が崩れてしまう
ZeroPlusが向いている人と向いていない人
将来的にフリーランスとして独立したい人、自分で考えて解決する力を養いたい人には向いています。卒業後もコミュニティに参加し続けたい人、営業や案件獲得のノウハウまで学びたい人にも合っています。
逆に、決まった答えをすぐに教えてもらいたい人や、会社員としての転職を主目的にWebデザインコースを検討している人には、フリーランス特化のカリキュラムが合わない可能性があります。人と話して案件を獲得する営業活動に苦手意識がある人は、独立後の動き方でつまずきやすい点も踏まえておく必要があります。まとまった受講料を用意するのが難しい人は、まず無料のZeroPlus Gateで相性を確認する方法もあります。
ZeroPlusの申し込み前に確認しておきたいこと
集団・少人数・個別のどのコースが自分に合うか、給付金の対象になる条件、案件獲得支援や就職・転職支援がどこまで具体的か、中途解約時の返金条件を無料相談の場で確認しておくとよいでしょう。カウンセリング全般の質問リストはプログラミングスクールの無料カウンセリングは受けるべきか、何を聞けばいいかにまとめています。
ZeroPlusに申し込むまでの流れ
公式サイトから無料相談に申し込み、自分の目的(独立か転職か)に合うかを相談するのが最初のステップです。あわせて希望するコース形態(集団・少人数・個別)や給付金の対象になるかも確認しておくとスムーズです。入学後はメイン講師とサブ講師のフォローを受けながら課題を進め、技術習得と並行して営業スキルや就職・転職の準備も進めます。学習の後半からは実際の案件獲得やフリーランスデビューを目指す動きに移り、卒業後も毎月の交流会やコミュニティに参加し続けられます。
ZeroPlusに関するよくある質問
フリーランス未経験でも案件を獲得できますか
営業スキル習得や案件獲得支援はカリキュラムに含まれていますが、実際の案件獲得は個人の営業活動が伴います。在学中にフリーランスデビューした事例も紹介されており、具体的な支援内容は無料相談で確認することをおすすめします。
Webアプリケーションコースとデザインコース、どちらを選ぶべきですか
フリーランスとしてWeb制作の案件を受注したい人には、Webデザインコースが案内の主旨に近い選び方です。
ZeroPlusとZeroPlus Gateはどう違いますか
ZeroPlus Gateは同じ運営会社が提供する30日間・完全無料のプログラムで、HTML/CSSを中心とした基礎的なWebサイト制作を体験する内容です。今回紹介しているZeroPlus(本科)は有料(798,000円〜)で、独立や転職を見据えたより本格的なカリキュラムと案件獲得・就職支援が含まれます。
給付金はどのタイミングで申請すればよいですか
専門実践教育訓練給付金は、雇用保険の加入期間などの受給条件をハローワークで確認したうえで、受講開始前に手続きが必要になるのが一般的です。給付の可否や金額は個人差があるため、早めに確認しておくとよいでしょう。
集団・少人数・個別の3コースはどう違いますか
Webデザインコースの場合、集団コースが798,000円で6ヶ月、少人数コースが898,000円で6ヶ月(1クラス最大3名)、個別コースが998,000円で12ヶ月(日程は講師と相談)という構成です。金額が上がるほど講師との距離が近くなり、日程の自由度も上がります。期間は公式の特定商取引法に基づく表記(2026年10月8日確認)によります。まず集団で足りるかを無料相談で見極めるのが現実的です。
受講期間の表記が情報源によって違うのはなぜですか
公式サイトが集団コースの期間を6ヶ月以内としている一方、紹介記事には8ヶ月以内と書かれているものがあります。改定のタイミングによる差と考えられますが、期間は受講計画に直結するため、申し込み前に必ず公式で確認してください。
ZeroPlusのまとめ
ZeroPlusは、技術習得と営業スキルの両方を通じてフリーランスとしての独立を目指す、他校とは一線を画したスクールです。自分で考える指導スタイルと卒業後も続くコミュニティが特徴である一方、返金条件など公式サイト上で明確でない部分もあるため、申し込み前に無料相談でしっかり確認することが重要です。まずは無料のZeroPlus Gateで相性を確かめてから、本科を検討するのも一つの方法です。
ZeroPlusと近い条件のスクールを並べて比べる
表の金額は代表的なコースのものです(2026年9月確認)。
| スクール | 代表コースの受講料 | 給付金・補助 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ZeroPlus(この記事) | 798,000円(集団コース) | 専門実践 | Web制作中心。6ヶ月。完全オンライン |
| ポテパンフリーランス | 受講料なし(案件紹介サービス) | — | スクールではなく案件紹介の仕組み |
| AddedPallas | 550,000円(Web制作コース6ヶ月) | 確認できず | 単一コース。現役開発者が直接指導 |
| クリプテックアカデミア | 468,000円+入会金29,800円 | 確認できず | 大学生向け。マンツーマン |
| 掲載33校の中央値(参考) | 528,000円 | — | 転職向けコースの集計値(集計方法) |
ZeroPlus(ゼロプラス)の表で「確認できず」とした欄は、公式サイトで対象という記載を確認できなかったという意味で、対象外だと断定するものではありません。
参考:ZeroPlusの公式サイトおよび公開情報、各種スクール比較・紹介サイトの掲載内容(いずれも2026年9月確認)。料金・コース内容・受付状況は変更される場合があるため、申し込み前に必ず公式の最新情報を確認してください。
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公式情報の確認先
この記事の料金・コース・運営会社などは、次の公式ページで確認できる範囲をもとにしています(2026年9月26日に確認し、2026年10月8日に再確認)。料金や条件は変更されることがあるため、申し込み前に最新の内容を公式ページでご確認ください。
- 公式サイト:https://zero-plus.io/
- コース・料金:https://zero-plus.io/course/
- 給付金制度:https://zero-plus.io/payment/
- よくあるご質問:https://zero-plus.io/faq/
- 特定商取引法に基づく表記:https://zero-plus.io/law/
- 運営会社のページ:https://tomap.co/
公式サイトの表記による運営会社名は「株式会社TOMAP」です。